総天然色ブログ

わたくしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です

Your Website Title

皮肉にもストーリーは始まってもつまらない

width="757" height="509"

「●● ●●●? ●● ●●●だよね?」

 

突然クラスの男子が話しかけてきた。

人の名前を呼ぶとき、フルネームで呼ぶ奴は

そうそういないぞ。 ましてや学生で。

俺「あぁ 確かにそうだけど、どうしたんだい 通報しようか?」

基本的に俺は第一に人を疑う。 信じたことはそうそうない。

たまにリアクションをとって接しやすい奴だと思わせるために (あいつを信じた俺が悪かったぁ~)なんてことも言ったりするが。 最初から信じていないので、俺はかなりの嘘つきということになる。

ソイツ「突然だけど●●●区に親戚いる?」

俺「すまないが俺は地名なんていう無駄な情報は頭に入れないようにしている。

生きる上で、場所とそこにあるものさえわかれば良い。 俺はそう考えてる。おかげで地理のテストはいつも赤点だがな」

俺「その付近で最も象徴的で、でっかい建物を言え」

ソイツ「●●●●●●●病院かな」

俺「そうか、なら教えてあげよう、そこには、一人で屋根裏に上がり蜂と戦って入院し、

その●●●●●●●病院で脳梗塞まで発症した、きっと死神を数千人ほど憑けている祖母が祖父と一緒に暮らしているぞ」

「で何なんだ 要件は、また老人の孤独死か? 隣のおじいさんを最近見かけてないから様子見てきて欲しいって要件なら帰ってくれ、何度か死んでた事例がある。」

ソイツ「やっぱりか、なぁ、覚えてる? 小さいときずっと遊んでた●●やで。」

マジか、確かソイツは9年前ぐらいに引っ越したきり居場所がわかってなかったぞ

すごい話だ。

日本滅亡説が2014年以上前から都市伝説で流れてるのに

一向に地震で日本は沈まないし、ミサイルは飛んでこないし

ましてや、まだハンターハンターが休載している

ことぐらいすごい話だ。

 

会話に戻る

俺「おぉ、ソイツお前だったのか、びっくりだよ、びっくりドンキーだよ」

ソイツ「覚えてくれてた? よかったー やっぱ運命の巡り合わせってあるんだな」

嘘だ、俺は全然ソイツのことを忘れてたし、顔なんて、ほくろしか覚えていない。

 

 

俺ははっきりとしていない思い出話をソイツとたっくさんした後

 普通に帰った。

しっかり帰った。 

真顔で帰った。 

家に帰った。

 

そして今日あったことをおゆに報告するつもりはない。

面倒だからだ。 漫画みたいな展開の話を死んだ魚の目で語るのは滑稽だからだ。

 

よく、漫画みたいなことが起きてほしいなぁ

と思ってるやつがいるが、そういう奴らはぜひ、自分の人生にストーリー性を感じてもらいたいものだ。

つまらないぞ。 たとえ展開が漫画のようでも、テンプレ過ぎてときめかない

むしろ気まずいぐらいだ。

 

だから、もし新しい学校生活、クラスに涼宮ハルヒのような奴がいて

普通の人間に興味がなかったとしても

SF展開が始まっても。

 

全部土台は自分の人生なのだから、結局はつまらないという感覚がぬぐえない

これが俺が今日学んだことだ。

 

よし、地理を勉強しよう。